World



澄み渡る、蒼天の青空。


「–––––いい天気?

当たり前だろ、"内部"なんだから。」


Story

後にエネルギー革命と呼ばれる技術革新起き、実に半世紀の時が流れた。

膨大な電力をSol coreソル・コア)によって賄うことができる様になり、技術は飛躍的に進歩したのだ。人々は 通称"内部" と呼ばれる無菌居住区を作り上げ、各国はそれぞれ国の中で "外部" "内部"に分かれ暮らす様になった。内部にはもちろん当時の富裕層や研究者がこぞって集まったが、人間がやることは技術の進歩によりどんどん減っていく。いつしか下層は貧民で溢れていた。

一方"外部"は火星地球周回軌道に移動させ、世界各国で協力し合い、火星の地球環境化を着々と進めていた。





アクセス等級 –Access Rank–

 内部は以下の等級分けが実施されている。アクセス等級が高いほど、より多くの情報を知ることができ、地上に近い階層に居住できる。

 - "None" 後から新設された等級。戸籍登録されていない者、または教育機関へのデータ提出をしていない者。通称"パイプライン" 最低限補給される食料と水で生活していることからそう呼ばれているようだ。

△ "Triangle" 元々は研究者、富裕層以外の、雑務をこなす者の等級。最初はどこの国もほとんどいなかった。治安維持組織ISIGに志願し、認められれば ▱ になれる。

▱ "Parallelogram" 中流等級。大体がこれである。

⬠ "Pentagon" 上流等級。いずれかの機関の責任者などを含む。

⎔ "Hexagon" 上流等級。より多くの情報にアクセスできる。

◯ "Circle" 特権等級。様々な情報ににアクセスできる権限が与えられる。

教育機関

内部の教育はデータ送信で行われる。優秀であれば等級が上がることもある。


食料

1日1度、内部で製造された食料が各住居に一定量補給される。3日間残っている場合は自動で回収される。